【画像】キー・ホイ・クァンの現在!元難民からスターへの道は半端ないと話題

映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」で助演男優賞を獲得したキー・ホイ・クァンさん。

彼はベトナムからアメリカへ来た元難民で、子役で有名になるも裏方へ徹した時代も長かった。

俳優業に復活したのはアカデミー助演男優賞受賞の数年前!

現在までのキー・ホイ・クァンさんのシンデレラストーリーを紹介します。

目次

キー・ホイ・クァンの現在

2018年に俳優として復帰したキー・ホイ・クァンさんですが、最初は仕事が見つからず健康保険の加入条件にも満たない生活でした💦

しかし2019年Netflix映画「Finding Ohana」に脇役として出演。

その後アカデミー賞助演男優賞を受賞した映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」のウェイモンド・ワン役を射止めました。

©NYtimes

この役は大御所アジア人女優ミッシェル・ヨーの夫役とかなり重要です。

初日の撮影では周りはベテラン俳優ばかりでパニックになったと語るキー・ホイ・クァンさん。

どうしよう。僕はここでなにをやっているんだ? 僕にとってはかなりご無沙汰だけれど、この人たちは何十年もノンストップでやり続けているんだ。

©QGJapan

20年のブランクの後の大役にビビッてしまうのは仕方ありません。

その後もしばらく自分に自信が持てない日々が続きます。

そんな時に転機を与えてくれたのが、同じくアカデミー賞助演女優賞を獲得したジェイミー・リー・カーティスでした。

キー・ホイ・クァンさんがひとりの撮影時、ジェイミーさんはモニターの側で見ていて「キー、最高だったわ!」と長いハグをしてくれたそうです。

次の日から自信をもって現場に入り、撮影も上手くいったというのですから、ジェイミー・リー・カーティスさんは救世主でしたね。

©Disney+

その後、キー・ホイ・クァンさんはディズニー+のテレビシリーズ「LOKIロキ」シーズン2に出演が決まりました。

2023年現在はアメリカドラマ「America Born Chinese」でフレディー・ウォン役を演じます。

2024年に公開予定のサイエンスフィクション映画「The Electric State」にもキー・ホイ・クァンさんが登場しま

【時系列】キー・ホイ・クァンの人生

まずはキー・ホイ・クァンさんの簡単なプロフィールからどうぞ♪

  • 本名:キー・ホイ・クァン(Ke Huy Quan)
  • 誕生日:1971年8月20日(51歳)
  • 出身地:ベトナム・サイゴン
  • 学歴:南カルフォルニア大学卒
  • 俳優デビュー:1984年

キー・ホイ・クァンさんは中国系ベトナム人のホア族の血をひいています。

1978年ベトナム戦争後に難民として家族バラバラになりながら船で脱出。

この時のことは今でもトラウマで子供だったキー・ホイ・クァンさんにはとてもつらい体験でした。

1年後に家族全員でアメリカへ移住し、両親と8人兄弟という大きな家族の中で育ちます。

©Paramount

12歳の時に名作映画「インディジョーンズ」の子役で有名になり、続いて映画「グーニーズ」にも出演。

大学は「USC School of Cinematic Arts」を卒業し、俳優業で食べていくのは難しいと映画製作の道へ進みます。

俳優の道へ戻ったのは2018年で、きっかけはNetflixの「Crazy Rich Asians」

金持ちのアジア人のリアリティーショーですが、アジア人も需要があると判断し再び俳優として仕事をすることになりました。

ここではキー・ホイ・クァンさんの「子役時代」「裏方時代」「現在のスター」の3つに分けて紹介します。

キー・ホイ・クァンのインディジョーンズ子役

©indianajones

1984年にキー・ホイ・クァンさんは12歳で俳優デビューしました。

ハリソン・フォード主演の「インディジョーンズと運命の神殿」で相棒役のショートラウンドを演じ大好評♪

キー・ホイ・クァンさんが通っていた小学校の多くの子供達がこのオーディションを受けたのですが、実は彼は弟を応援するためにオーディションへ行き、スタッフに「一緒に受けてごらん」と言われて合格したそうです。

監督のスピルバーグ氏はショートラウンド役が非常に重要だと考えていて、徹底的に子役を探していたそうです。

©The Gardian

この写真はインディジョーンズの映画製作に関わったジョージ・ルーカス氏とスピルバーグ氏と一緒にロンドンで撮った写真。

キー・ホイ・クァンさんはThe Gardianのインタビューで「当時は英語の理解力が非常に低かったので、本当にひどい仕事をしたのを覚えています。」と暴露www

仕方がありません、まだアメリカへ移住して間もない頃でしたから。

でもそんなキー・ホイ・クァンさんの限られた英語力が役柄にぴったりだったのではないでしょうか?

©The Family Nation

これはキー・ホイ・クァンさんとお母様の写真。

インディジョーンズ撮影の為にスリランカへ移動する飛行機内の写真です。

©Twitter

毎日撮影後にホテルのプールサイドでくつろいでいたキャスト達。

ハリソン・フォードがキー・ホイ・クァンさんに泳ぎを教えてくれて、本当に親しくなり絆が生まれた。と語っています。

上記の写真は2023年アカデミー賞授賞式で再会したふたり、感動的ですよね♪

キー・ホイ・クァンの子役作品

©goonies/Warner Bros

翌1985年には映画「グーニーズ」の主役の一人として出演。

映画「グーニーズ」は少年たちの冒険物語で、皆で伝説の海賊が隠した宝物を探します。

1986年には台湾映画「It Takes a Thief」でスリの孤児を演じました。

©amazon.co.jp
©amazon.co.jp

実はキー・ホイ・クァンさんは1987年の日本映画「パッセンジャー」にも出演しています。

本田美奈子さん主演のアクション青春映画、まだVHSの時代でしたwww

©Together We Stand

1986-1987年にキー・ホイ・クァンさんはアメリカのドラマ「Together We Stand」でサム役を演じました。

「Together We Stand」は家族ドラマで、皆で困難を解決するお話。

©Head of the Class

そして1990-1991年には「Head of the Class」でジャスパー・クウォン役で出演。

しかし、この後からキー・ホイ・クァンさんは仕事が途絶えがちになり、セリフが2つしかないような役のオーディションにも落ちてしまうように💦

ハリウッドでアジア人俳優として生きていく厳しさを実感し、23歳の時に大学の映画学科に入学。

キー・ホイ・クァンさんはこの時に俳優の夢を胸に封印しました。

キー・ホイ・クァンの裏方時代

23年前にキー・ホイ・クァンさんが映画「X-MEN」でアクション振付師として働いていた時の動画です。

自分も俳優として活躍したかったのに教える立場の裏方、心の中では葛藤していたのではないでしょうか?

©IMDb

香港のウォン・カーウァイ監督が撮った映画「2046」では助監督を務めたキー・ホイ・クァンさん。

1998-2018年まで映画製作の裏方として、アクション振付師、助監督、カメラマンと色々な仕事をこなしてきましたが、何かが足りない。

そんな時にNetflixで「Crazy rich Asians」を見て「やっぱり自分は俳優をしたい。」と気が付いたそうです。

今の時代ならばハリウッドでのアジア人俳優の需要も大きい、しかし20年のブランク後に本当に俳優として食べていけるのか?

若い頃オーディションを受けては落ちてしまった苦い思い出がよみがえったでしょう。

そしてある日「俳優に復帰しないと後悔する。」と決心。

妻のエコーさんにも相談し、俳優として復活することにしました。

その結果、難民としてアメリカへ移住してきた少年は、アカデミー賞で助演男優賞を獲得して2度目のスターへのチャンスを掴みました。

そんなキー・ホイ・クァンさんですが、皆さんどう思っているのかネットの声を集めてみました!

ネットの声

ちょっと「メッチャかわいい」んですけどwww

キー・ホイ・クァンさんの感動的なスピーチ全文はこちら♪

私の母は84歳で今日これを自宅から観ています。

お母さん、オスカーを獲りました!

私の旅は(難民)ボートから始まった。

難民キャンプで1年を過ごし、どういうわけかハリウッドの大舞台に立つことができました。

こんな物語は映画の中でしか起こらないので、自分に起こったことが信じられません。

これがアメリカンドリームです!

皆さん夢を諦めないで!

本当にキー・ホイ・クァンさんは映画の物語のような人生を過ごしてきました。

「事実は小説よりも奇なり」と言いますが、キー・ホイ・クァンさんの物語は涙なしでは語れません😢

苦労人のキー・ホイ・クァンさんはネットでも評判がよく、彼の表情には人柄も現れていると思います。

キー・ホイ・クァンの現在まとめ

ベトナム系アメリカ人俳優キー・ホイ・クァンさんの過去から現在までを紹介しました!

封印した自分の夢を取り戻し、51歳で大きく前進したキー・ホイ・クァンさんの今後の活躍が楽しみです♪

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