皆が大好きなアニメ「ちびまる子ちゃん」がルッキズムで批判されています。
問題だったのは「成人の日」の回です。
着物を着た女性の容姿をイジったのが大炎上💦
ネットでの意見もまとめてみました。
ルッキズムとは?

「ルッキズム=外見史上主義」
ルッキズムとは人の見た目や身体的な特徴で人を判断することです。
Looks(見た目・容姿)+ism(主義)=Lookism
美しい外見を持つ人ほど学校や職場で優遇され、容姿を理由に差別することが問題となっています。
ルッキズムが進むと「外見差別」「偏見」となり、不公平な世の中になってしまいますよね。
ルッキズムの例はいくらでもあります。
- 痩せている方が美しい
- 太っているのはカッコ悪い
- 髪が薄いのはみっともない
- 胸は大きい方がいい
- 筋肉がないのは魅力的ではない
私も気が付けば、上記が普通だと思っているふしがあります。
ルッキズムって知らないうちに起こっている、怖いですね💦
ではなぜルッキズムが起こってしまうのか、原因を調べてみました。
ルッキズム3つの原因

基本的にルッキズムの原因は「思い込み」「押しつけ」「偏見」から発生します。
原因は次の3つです。
- 過剰な広告
- 人の評価
- 自分の体験
過剰な広告とルッキズムには深い関係があります。
「夏までに10㎏減量!」とデブからモデルのような女性が載っている広告。
「モテたいなら男性エステ」とアイドルのような男性が掲載されている。
こんな広告を毎日たくさんみたら「痩せてる=キレイ」「肌が美しい=モテる」と頭に刷り込まれます。
これを逆に考えると「太っている=醜い」「肌が汚い=モテない」となり、外見で差別をするようになります。
学校や職場で太っていてイジメられる、肌が汚いからキモいと言われる、これが人からの評価や自分の体験となり積み重なれば「ルッキズム」の出来上がり。
「デブ=醜い=イジメOK」「肌が汚い=モテない=批判OK」と過剰に差別するようになるのが問題です。
次の章では「ちびまる子ちゃんのルッキズム問題」について紹介します。
ルッキズム・ちびまる子ちゃんの内容

皆が大好きなアニメ「ちびまる子ちゃん」ですが、2023年1月8日に放映された「成人の日」の内容が差別が酷いと炎上しました。
どんな内容かと言うと、成人式に出席する女性をみて容姿をイジったのです💦
上記の画像の成人式の女性には次のような会話をしています。
まる子「ねぇ、あの人すごい綺麗だね」
たまちゃん「本当だ、美人だね。」
まる子「着物もあんな人が着るとよく似合うねぇ」

しかし次に見た女性では次のような会話をしています。
まる子「げっ、すごいのが出てきたね」
たまちゃん「うん、すごいね。。。」
まる子「まぁ、高そうな着物だけどね。」
たまちゃん「うん、立派な着物だね。」
まる子「似合う似合わないは別としてね。」
たまちゃん「うん、それは別だね。」
その後もまる子ちゃんは次のように続けます。
「あっちの美人の人が着たら、ものすごく似合うだろうね。」
「きっと着物の写真は綺麗に撮れてるだろうけどね。着物は綺麗だもんね。」
と女性の容姿を揶揄するような発言を繰り返しました。
この一連の会話が「ルッキズム=外見差別」で酷いと、ちびまる子ちゃんがネットで炎上しました。
次の章ではネットの声を紹介します。
ルッキズム・ちびまる子ちゃんの炎上
このように「今の時代にあからさまなルッキズムはダメでしょ。」という批判がありました。
ちびまる子ちゃんは1986年に少女漫画誌「りぼん」で連載が始まりました。
1990年にはアニメ放送が始まりましたが、現在の時代の変化についていけてない気もしますね💦
ちびまる子ちゃんは元々ルッキズムが売りのアニメなんだからしょうがないでしょ。
今更何を言ってるの?という意見もあります。
「ルッキズムはちびまる子ちゃんの作風」だからOKということでしょうか。
ちびまる子ちゃんの漫画は1986年から始まったので、すでに40年近い月日が流れています。
昭和の時代には面白かったことも、令和の価値観には合わない部分があるのではないでしょうか?
ルッキズムでちびまる子ちゃんが炎上したことに対するネットの評価つ次の3つでした。
- ちびまる子ちゃんでもルッキズムはダメ
- ルッキズムはちびまる子ちゃんの作風でOK
- 今の時代に合っていないので変更するべき
ルッキズム・ちびまる子ガッカリの3つの理由
ちびまる子ちゃんがルッキズムで炎上したのは次の3つが原因です。
- 美人とブスと容姿でわけている
- ブスは綺麗な着物が似合わないと断定
- 今の時代に合わない価値観の継続
確かにこれらはルッキズムで炎上の原因ですが、実は作者のさくらももこさんの意図は別のところにあった可能性があります。
まる子ちゃんのコンプレックス?
炎上した回では、まる子ちゃんを溺愛するおじいちゃんの友蔵が、「まる子の成人式には着物を買う」「着物を着てくれないと嫌だ~」と言う場面があります。
しかしまる子ちゃんは「どーせ私なんかがキレイな着物を着たって可愛くないよ。」と言うような発言をします。
これは「まる子ちゃんのコンプレックス」なのではないでしょうか?
ちびまる子ちゃんは作者のさくらももこさんの体験を元に書かれています。
昭和の子供時代ですから、もしかして過去に同じようなことがあったのかもしれませんね。
ルッキズムでちびまる子ちゃん炎上まとめ
ルッキズムでちびまる子ちゃんが批判されたことについて調査しました。
アニメ「ちびまる子ちゃん」は素晴らしい作品だと思います。
しかし昭和の匂いが強い作風のため、まだルッキズムに対応できていない部分があります。
作者のさくらももこさんは2018年53歳で亡くなっています。
彼女が天国で悲しい思いをしないように、制作側は配慮して欲しいですね。


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